保育所の新設について
待機児童問題の解決・解消に向けえて大切なのが保育所の新設です。
定員の定めは20名以上となっておりますが、60名程度が多く、最近では40名定員の保育所も増えております。
本来100名程度の保育所が多かったのですが、敷地面積の関係でどんどん小型化しております。
さらにそれでも土地がなかったり、園庭の敷地を用意したりと条件が厳しく待機児童の増加に追い付かないため、地域型保育事業として賃貸OK,園庭近隣公園代替OKの小規模保育所が出来ました。
小規模保育所は各自治体の公募に対して入札に必要な申請、書類提出を通して認定を受けます。
一番大切なのは物件です。
安全安心の保育所なので、新耐震の建物であるかどうか、建物がきちんと検査を受けた証明を取っているか、避難経路が2方向あるかどうか、公園が近くにあるかどうか・・・などなど。
このような条件と立地がまず必要です。
待機児童がいないところに作っても意味がありませんので。
それと1Fでないと避難経路が難しいのが実情です。
そして、建物のオーナーさんの業態へのご理解、近隣の確認などなど。
そこから会社の財務などの審査があり、会社の安全、健全性を確認します。
その後に保育への取り組み、考え方を提案し、審議、認定という流れでしょうか。
年度初めの4月開所が多いので、前年の10月に決定し公表します。
そこで、保護者に新設保育所の案内が始まります。
数年前まではこれで一安心だったのですが、今はここからが勝負です!
そうです、保育士さんの確保です。
待機児童増加、保育園新設、よって保育士不足の今、開所までに必要人数の保育士を確保しないと園児をお預かりできません。
補助金も入りません。
何重苦にもなります。。。
最初は保育の質を確保するために良い人材から、会社が近づくとだんだんと質よりも量(有資格者)をと変わってしまいます。
どこもそうではないとは思いますが、その傾向があります。
この時期保育士就職フェアに行くと保育士さんの取り合いです。
確実に求職者よりも出展者の方が多い状況がよく見られます。
処遇改善や自治体によっては家賃補助など保育士さんの待遇が良くなってきています。
保育士の仕事が安月給で重労働、責任が重いというイメージが払拭されて、どうか日本の将来を担う子どものために質の良い保育士さんが増えますように願います!
ということで次回は保育士さんの仕事の魅力をお伝えします!
ではまた!